こんにちは、32リタイア男です。
私は会社を脱サラした後、未経験からプログラミングの勉強を始めました。
2020年9月から、オンラインプログラミング学習サービス「Progate」を勉強を始め、約3カ月でProgateの全コースの履修を完了しました。
※Progateは随時新しいコースが追加されており、2020年12月時点の全コースになります。
この記事では、未経験からプログラミング学習を始めた私が、有料コースを含むProgate全コースを履修した実体験から、Progate全コース学習すれば稼げるようになるか解説します。
Progate学習しても意味ないって聞くけど、Progateやれば稼げるようになるの?
就職活動に使えるレベルの知識は身につくと思うよ!
ただ、フリーランスとして稼ぐことを考えるなら難しいね。
えー!?
それならProgateをやる意味はないってこと!?
Progateはいわば、学校教育みたいなものだよ。
卒業した人の多くは就職はできても、個人で稼ぐのは難しい。
フリーランスで稼ぐのはそれだけ大変ってことだね。
Progateで未経験からプログラミングを始める方は、フリーランスで稼ぎたいという方が多いのではないでしょうか?
実際、私も個人で稼ぐアテもないまま会社を脱サラし、フリーランスになるために未経験からプログラミング学習を始めました(笑)
結論としては、Progate全コースを学習しただけでは、フリーランスで稼げるほどの知識は身に付きません。
しかし、Progate学習が無意味かというと、そうではありません。
年齢が若ければ、IT系企業へ就職活動できるレベルの知識は身につくと考えます。
また、プログラミングの基礎知識を身につけるのに適しており、今後の勉強次第では十分フリーランスで稼げるようになると思います。
そのため、私は未経験からプログラミングを始めるならProgateをオススメします。
この記事では、以下のポイントについて解説します。
チェックポイント
・未経験からのプログラミング学習にProgateをオススメする理由
・Progateを学習する前に考えておくこと
・Progateの各コースの学習時間と感想
・私がオススメするProgateの学習方法
・Progate学習後に稼ぐためには?
私を含め、Progateを始めようと考える方たちは、次の悩みを抱えると思います。
- Progateの勉強時間はどのぐらいか?
- Progateでどの程度の知識が身につくか?
- Progate全コースを学習すれば最終的に稼げるようになるか?
この記事では以下のことがわかりますので、Progate学習前に読むことをオススメします。
- Progate全コースの学習にかかる推定時間
- Progateの効率的な勉強方法
- Progate学習でどの程度成長できるか
私が初心者にProgateをオススメする理由
プログラミング未経験の方にProgateをオススメする理由は、主に次の3つが挙げられます。
チェックポイント
・間違いのヒントや答えを確認できるため、問題に詰まった時でも解決可能
・ローカル環境構築が不要なため、純粋なプログラミングのみ学べる
・初心者向けの難易度で、プログラミングの基礎が学習できる
(初心者にはカンタンではないが、難し過ぎない難易度)
まず、オンラインのプログラミング学習サービスということで、答えを間違えた時に、どこが間違っているのかヒントが出るため、問題点を自分で確認して解決する力が磨けます。
また、問題に詰まった時は最悪答えを見ることができます。
プログラミングの本での学習では、詰まった時にどこに問題があるのかがわからず、長時間悩む可能性があります。
しかし、Progateでは答え確認でき、最悪運営に問い合わせもできるため、問題を解決しやすいことが利点です。
次に、プログラミングは基本的に、自分のパソコン上でプログラムを動作させるためのローカル環境構築が必要になります。
しかし、ローカル環境構築ではインストール方法や設定など、本来のプログラミングとは別の大変さがあります。
Progateでは、Web上でプログラミングをするだけで動作を確認できるため、環境構築の手間がなく、純粋にプログラミングのみを学習できます。
プログラミングと直接関係ない環境構築で挫折する方もいるため、将来的にローカル環境構築は必要ですが、まずはプログラミング自体を楽しめるか確かめる意味で初心者にはProgateを勧めます。
そして、Progateの難易度ですが、初心者にとって簡単な内容もありますが、後半に進むにつれて難しい内容も出てきます。
「プログラミングは短時間の勉強で簡単に稼げる!」と認識されている方もいますが、正直初心者にとっては簡単ではないというのが、プログラミング未経験からProgateを全てやり終えた私個人の感想です。
そのため、プログラミング未経験でこれからプログラミングで稼ごうと考えている方は、まずProgateで挫折しないか確かめることで、プログラミングで稼げるか否かの試金石になると考えます。
厳しいことを言うようですが、Progateで挫折するなら、稼ぐことは諦めた方が良いでしょう。
Progateを始める前に考えておくこと
これからProgateを始めようと考えている方は、次の2つを最初に考えておくことをオススメします。
チェックポイント
・Progateで学習する目的
(副業で稼ぐ、転職するなど)
・専門として学ぶプログラミング言語
(JavaScript、PHP、Rubyなど)
なぜ上記の2つを最初に考えることをオススメするのか?
それはプログラミングとひとまとめにして言ってますが、仕事の内容によって必要となる知識が異なるからです。
代表的な例でいえば、Webサイト製作(Webデザイン)とアプリ開発が挙げられます。
「初心者だけどプログラミングの副業で稼ぎたい!」と考える方は、Webサイト製作で稼ぎたい方が多いです。
Webサイト製作で最も必要な知識は、HTML&CSSの知識です。
(これらはプログラミング言語ではなく、正確にはマークアップ言語ですが)
それに加えて、サイトの完成度を上げるためには、JavaScript・Sassの知識も必要です。
依存関係などの問題からお勧めはしませんが、小規模開発ではJQueryの知識も役立つと思います。
では、PHPやRubyなどのサーバーサイド言語の知識は必要かというと、必須ではありません。
これらの知識が必須ではないため、Webサイト制作は簡単で稼ぎやすいと考える方が多いと私は考えています。
しかし、Webサイト製作ではアプリ開発とは別の能力も求められます。
例えば、Webデザインの知識です。
Webサイトを製作する上でサイトに表示する画像のデザインも要求する依頼は多いです。
デザインは顧客が用意してくれる場合でも、そのデザインをWebサイトでズレなく表示させる(ピクセルパーフェクト)知識が求められることがあります。
それらは、アプリ開発をする場合は必須ではない技術です。
アプリ開発をする場合は、サーバーサイド側のプログラミング言語が必須となります。
大規模なアプリを開発する場合は、Gitなどのチーム開発をするための知識も必要になるでしょう。
そのため、まず初めにプログラミングを学習する目的を明確にしましょう。
副業で稼ぎたいと考えている方は、Webサイト製作が難易度的には最適と考えますが、プログラミング知識とは別に、デザインに対する知識も求められると想定しておきましょう。
転職を考えている方は、どこのどんな業種(Web系、組込み・制御系など)に転職したいのか、ざっくりでも良いので考えておきましょう。
そして、その業種で働くためにはどの言語が適しているか?需要があるのか?を調べることで、自分が専門として学ぶべきプログラミング言語も見えてくると思います。
Progateの各コースの学習時間・感想
私がProgateの各コースにかけた学習時間と、各コースの感想を以下に記載します。
学習時間については復習の時間も含めています。
HTML&CSS(総学習時間:23時間)
Progateを学習する上で、一番最初に学習することを勧めるコースです。
総学習時間は23時間と多いですが、復習時間が多くを占めています。
このコースを何度も復習する意味があるかは賛否両論ありますが、HTML&CSSの知識はプログラミングする上で大前提となる必須知識ですので、忘れないように復習することには意義があると私は考えています。
ただし、何度も復習したからといって、Webサイト製作の知識が向上するわけではありません。
あくまでHTML&CSSの知識を維持するための復習であり、本格的にWebサイト製作をする上では、Progateでは紹介されていない知識も多くあります。
Webサイト製作を目的とする場合、知識向上を目的とするなら、他サイトのサイト模写などをしてサイトの製作知識を高めていくことが重要です。
JavaScript(総学習時間:9時間)
HTML&CSSを学習した後、プログラミング言語で何を勉強すればわからないという方には、まずJavaScript(JS)の学習をお勧めします。
何故かというと、JSはブラウザ上で動くプログラミング言語のため、Progate学習後に何かを作りたいと考えた時にローカル環境構築の手間がなく、取り掛かりやすい言語だからです。Webサイト製作でも必要となる知識でもあります。
また、私個人の感想としては、他のプログラミング言語より難易度が高めのため、プログラミング言語の難しさを体験するのに良いコースと考えます。
Sass(総学習時間:1時間30分)
Webサイト製作で稼ぐために、HTML&CSSおよびJSは必須と私は考えますが、Sassも同様に必要と考えます。Sassを使わなくともWebサイト製作は可能ですが、ソースコードの見やすさ・作業時間短縮を考えると重要な知識と考えます。
jQuery(総学習時間:6時間30分)
JQueryはJSのライブラリの一種です。Webページに簡単にアニメーションを付けることができるため、Webサイト製作では便利な知識です。
しかし、プログラミングの学習を進めていくうちにいずれ理解すると思いますが、依存関係などの問題点があります。端的に言えば、大規模開発に向いていません。
そのため、転職やアプリ開発を目的としている方には不要な知識と考えます。
Webサイト製作で小規模なサイトを作る場合に便利とは考えますが、将来性という意味ではお勧めできない知識です。
Ruby、Ruby on Rails5(総学習時間:37時間30分)
サーバーサイドのプログラミング言語であるRubyと、そのフレームワークであるRuby on Rails5にコースが分かれています。
プログラミング言語のRubyの難易度はそう難しくはありません。JSを理解できた方であれば、あまり詰まることもなく学習できるでしょう。
問題となるのは、Ruby on Rails5の方です。フレームワークとは開発をしやすくするために、枠組みに沿ってコードを書くシステムを指します。
私のイメージで言えば、「プログラミング言語は数学だがフレームワークは物理学」という印象です。
物理学では数学の知識を基にしていますが、公式などの考え方は数学とは別の知識が必要となります。
そして、全コース学習した私の感想をいえば、Ruby on Rails5がProgate全コースの中で最も難しいコースです。
単純にコースが長いこともありますが、私の総学習時間からも難しさを想像してもらえるかと思います。
もし、副業でWebサイト製作のみで稼ぐことを目的としている場合、このコースの知識は必ずしも必要ではありません。
逆に、アプリ開発する上では勉強になる知識がありますので、このコースを学習する場合は自分に必要な知識であるか考えた上で学習することを勧めます。
SQL(総学習時間:6時間30分)
SQLはデータベース言語の一種で、フレームワークと同様にプログラミング言語とは異なる独特な書き方および知識が必要となります。
ただし、私個人の感想としては、ProgateのSQLは初心者にも理解しやすい内容であり、データベースを学びたいと考えている方の導入としては非常に良い内容だと考えます。
CommandLine、Git(総学習時間:1時間30分)
学習内容としてはさほど難しい内容ではありません。
しかし、初心者の方はこれらのコースを学んだだけでは、これらの知識をどのように活かすのか?はあまり想像できないと思います。
その理由としては、Gitの知識はチーム開発をする上では必須ですが、初心者にはそもそもチーム開発を想像することが困難だからです。
そのため、今はどのように活かすか想像できなくとも、これらの知識はいずれ必要となるという認識だけはしておくことを勧めます。
プログラミング学習が一段落したら、操作に慣れるように実際にGitを使用することも良いと考えます。
React、Node.js(総学習時間:8時間30分)
ReactはJSのフレームワークのようなものであり、Node.jsはサーバーサイドで使えるJSです。
厳密にはReactはフレームワークではなくライブラリ、Node.jsはサーバーサイド言語とは異なるという記事もあり、曖昧な表現をしています。
詳しい違いを知りたい場合は、自分で調べてみることを勧めます。
これらの共通点はJSを使用するということです。
そのため、JSを専門に学習する方には学ぶ価値のある知識と考えます。
PHP、Java、Python、Go(総学習時間:29時間30分)
これらはサーバーサイド言語です。
それぞれ書き方に違いはありますが、Progateでの学習のみで考えた場合、全てJSと似たような内容です。
(変数宣言、関数、継承など学習内容の類似点が多い)
そのため、既に専門として学ぶ言語を決めている場合は他の言語については必ずしも学ぶ必要はありません。
教養にはなるため全くの無駄ではないですが、その言語を今後使用しなければ、大部分の内容は忘れると思います。
以上、Progate全コースの学習に、合計123時間30分の時間がかかりました。
復習の時間も含めてますが、これからProgateの学習を検討されている方は全てのコースを学習するためにはこのぐらいの時間がかかることを覚悟しておきましょう。
私がオススメするProgateの学習方法
上記の学習時間を踏まえた上で、学習の目的と学ぶ言語がはっきりしている方には全コースの学習はオススメしません。
自分に必要なコースのみ学習するのが良いと私は考えます。
しかし、目的や言語がはっきりしていない方に対しては、私はまず次の順序での学習をオススメします。
- HTML&CSS、Sass
- JavaScript
- Ruby、Ruby on Rails5
上記の順序をオススメする理由として、まずはHTML&CSS・Sass・JSはWebサイト製作とアプリ開発どちらでも役に立つ知識であると考えていることが挙げられます。
そして、JSおよびRuby on Rails5の2つが私の中で特に難しいと感じたコースであることが挙げられます。
初心者の方はJSで挫折しそうになり、Ruby on Rails5で再度挫折しそうになると思います。
逆に言えば、JSおよびRuby on Rails5のコースを理解は出来ずとも学習完了した方であれば、他のコースは特に大きく詰まることはないと考えます。
そのため、自分にプログラミングが合っているか?を知るための試金石として、上記の順序で学習してみることをオススメします。
Progate学習後に稼ぐためには?
最後に、Progateで自分に必要な学習を終えられた方は、まずクロウドソーシングサービスにて、自分の知識でやれそうな案件がないか調べてみましょう。
おそらく自分が自信を持ってできると言える案件はほぼ無いと思います。
もしあったとしても、実績のない状態では案件を受諾できる可能性は低いです。
そのため、Progate学習後に稼ぐための方法として、一番堅実なことはProgateの知識を活用して自分で何かポートフォリオ(成果物)を作り、それを材料にIT系企業に就職することだと考えます。
Progateで特にRuby on rails5の知識を活用すれば、工夫次第でそれなりの成果物は作れると思います。
プログラミングを学習される方の中には、会社員として働くのではなく、フリーランスとして働きたいと考える方も多いと思います。
実際、私もフリーランスで働きたいと考える1人にあたります。
ただ、フリーランスで働くためにはProgate学習後は、ローカル環境構築であったり、サイト模写や自作アプリの製作など、自分の力で道を切り拓くことが必要です。
プログラミングスクールに通うことである程度の補助はしてもらえるかもしれませんが、私はProgateを終えた時点でスクールに通っても重複する内容が多いと思い、お金を払う分のリターンが少ないと考えてスクールに通うことは考えていません。
私個人の考えとしては、クラウドソーシングサイトでの依頼の受注を考えるより、自分で製作したWebサイトやアプリを元にして、ブログ収入や作業効率を上げるアプリの製作または自作アプリの販売を考える方が将来的に個人で稼ぐために重要と考えます。
プログラミングは単体で稼ぐだけでなく、他の稼ぐ仕事とのシナジーを得やすいという利点もあるため、単純に仕事を受注するのではなく、自分で稼げるコンテンツを作ることも1つの方法と考えます。
そのためには、プログラミング知識以外のスキル(マーケティング力や発信力)も必要となりますが、そこも含めてやりがいを感じる方には、その方が合っているかもしれません。
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