こんにちは、32リタイア男です。
あなたが仕事でお金を得たい場合、どんな仕事がしたいですか?
- ものづくりが好きだから、メーカーに就職する
- 人に商品を勧めるのが得意だから、営業職に就く
- 適職診断アプリで自分に向いた職業を探す
好きな仕事は人それぞれですが、多くの人は「サラリーマン」という大きな括りの職業に就きます。
8年間大手企業に勤め、技術職・営業職・管理職の仕事を見てきた私の意見として、次の5つの特徴に当てはまる人は、根本的に「サラリーマン」という職業が合いにくい人だと考えます。
チェックポイント
・頼み事、依頼をするのが苦手な人
・自分の意見を述べるのが苦手な人
・嘘や誤魔化しが苦手な人
・人付き合いが苦手な人
・仕事が嫌いな人
ちなみに、私はこの5つ全てが当てはまります(笑)
8年間はサラリーマンを務めることができましたが、このまま働き続けるのが辛いと感じて退職することを決めました。
この記事では、上記5つの特徴を持つ人がサラリーマンに向いていない理由と、サラリーマンに向いていない人がやるべきことについて解説します。
サラリーマンに向いていない人の5つの特徴と理由
頼み事、依頼をするのが苦手な人
サラリーマンの仕事は極端に言えば、「頼み事・依頼をする仕事」と言えます。
新人のうちは上司に教えを頼み、仕事に必要な作業を別の担当者に依頼し、問題が起きたときは謝罪しながら今後の対応について関係者に頼み事をする。
これは技術職・営業職で細かい違いはあれど、大きな違いはないと考えます。
そのため、「頼み事・依頼」をすることにストレスを感じる人は、根本的にサラリーマンという仕事に向いていないと考えます。
自分の意見を述べるのが苦手な人
新人のうちは大きな問題にはならないかもしれませんが、勤務年数が増えるにつれて、ベテランとして仕事に対する自分の意見を言うことが必要になります。
このときに必要となるスキルは、「ただ自分の意見を言うのではなく、相手を納得させられる言い方をすること」です。
例えば、明日までが納期の仕事があるとして、明日までに仕事が終わらない状況だったとします。
そこで自分の意見として、「明日までに仕事が間に合わないため、納期を延ばす必要がある」と伝えたところで、その意見は誰も評価してくれません。
「現状ここまでは完了していますが、この部分が終わっていない」という状況説明と、「人手不足が問題のため、人員を3名追加してもらえれば納期に間に合う」などの問題点と対策案を述べることが、ベテランになるほど要求されます。
管理職になれば、さらに部下の進捗状況の管理も必要となり、自分から部下に対して「これをやりなさい」という指示を出していかなければいけません。
そういったことを含めて、自分の意見をはっきりと言えない人は、将来的にサラリーマンの仕事が辛くなる恐れがあります。
嘘や誤魔化しが苦手な人
これは私の個人的見解ですが、会社生活では不正はなくとも、嘘や誤魔化しが必要な場面は多いです。
例えば、明日までが納期の仕事に対して、まだ明日までに終わるかハッキリしていない状態で客先に「明日までに終わらせます」と答えたり、何とか誤魔化して先延ばしさせるケースが挙げられます。
つまりは、「目標に対して、できないという答えがない」という状況が会社では多くあります。
自分が大きな裁量を持った立場であれば「できない」という答えはできますが、能力不足を露呈することになり、大きな責任を伴います。
「できない・難しい」と自分が感じても、それが通じない状況では、自分にできると嘘をついたり誤魔化したりして、最終的に真実になるように進めるしかありません。
全ての会社がそうとは言いませんが、求められるスキルの高い会社であるほど、そのような傾向は強いと考えます。
人付き合いが苦手な人
人付き合いの多い営業職に限らず、専門技術が重要である技術職についても、多かれ少なかれ人付き合いが必要になります。
この「人付き合い」で重要なのは、「人と話すことや飲み会が好き」ということではありません。
大事なことは、「周囲の人の状況を把握し、頼み事ができる人間関係を構築すること」です。
周囲の人がどのような仕事をしているか把握していれば、貴方が困ったときに的確な助言をしてくれる人がわかります。
また、その人たちに頼み事ができる程度の人間関係が構築できていれば、人と話すことが苦手でも飲み会に積極的に参加しなくても問題無いと考えます。
仕事が嫌いな人
サラリーマンに限った話ではありませんが、仕事が嫌いで好きなところが1つもないという場合、その仕事は当然ですが向いていません。
ただし、仕事が嫌いな理由が「働くこと自体が嫌い」という場合、会社を辞めたとしても好転はしないでしょう。
大事なことは、「仕事の嫌いな部分を明確化し、何が向いていないのか把握すること」です。
例えば、教師の仕事が嫌いな理由が「同僚との人間関係」や「長時間労働」である場合、「教師」の仕事が向いてないと判断するのは早計です。
もし、教師として「人に教えるのが好き」という理由があれば、別の学校の教師または家庭教師などは向いている可能性があります。
サラリーマンに向いていない人がやるべきこと
上記5つの特徴全てが当てはまる人は、今の仕事が長続きしない可能性があります。
そんなサラリーマンに向いてない人がやるべきことは、会社を今すぐ辞めることではありません。
やるべきことは、「どのような働き方なら長く続けられるかを考えること」です。
一番堅実な方法は、会社で働きながら副業を始め、実際にお金を稼ぎ、かつ長く続けられる副業を見つけることです。
そのような副業が見つかれば、貴方が求める年収と貯金次第ではありますが、サラリーマンを辞めても収益を得られるため、大きな問題にはなりません。
会社で働きながら副業を始められない人は、価値観マップをまず作成することをオススメします。
価値観マップについては、下記の記事で紹介しています。
価値観マップを作成して、私のように「転職するよりフリーランスで働こう」と考える人もいれば、「やりたいことのために特定の業界に転職しよう」と考える人もいると思います。
価値観マップは、そうした自分の今後について考えるための良いツールになります。
最後に
この記事では、サラリーマンに向いてない人の特徴とやるべきことを書きました。
しかし、注意してほしい点は、「向いている仕事なら楽して稼げるわけではないこと」です。
私はサラリーマンに向いていないと自覚しながら、サラリーマンを8年続けました。
そのおかげで貯金2000万円を貯めることができました。
「向いている仕事」=「長続きする仕事」ではありますが、「向いている仕事」=「稼げる仕事」ではありません。
極論を言えば、サラリーマンという職業は、真面目に働かなくても収入は得られます。
「向いている」「向いてない」は、結局は「仕事が楽しいか楽しくないか」という話に収束し、稼げる稼げないは別問題となります。
私は楽しくない仕事を続けても自分が成長している実感がなく、仕事で健康を損なっている自覚があったため、そんな人生を過ごすより、自分がやりたいことをしようと考えて会社を退職しました。
しかし、自分がやりたいことをする場合、「生活防衛資金」(貯金が生活費何カ月分あるか)は重要な要素になります。
下記の記事で紹介していますが、私は会社を辞めたことを後悔していません。
その理由の1つが、十分な「生活防衛資金」があったことです。
もし貴方が会社を辞めたい場合、「生活防衛資金」が枯渇しない生活を一番に考える必要があります。
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