【ドリルを売るには穴を売れ】今日から始める4つの考え方

「個人で稼ぐ力を鍛えたい!」

そのような方の多くは、ブログ・プログラミング・動画編集・Youtubeなどの副業を始められると思います。

それらの専門的なスキルはもちろん大事です。

しかし、個人で稼ぐために、どの分野の副業でも必要となる重要なスキルがあります。

個人で稼ぐためには、マーケティングは必須スキルです!

マーケティングと聞いて皆さんが思い浮かべるのは、テレビCMやチラシ・パンフレットだと思います。

私も最初はそのような、「お金を払って自分の商品を宣伝する手法」がマーケティングだと考えていました。

しかし、マーケティングの意味はWikipediaの言葉を引用すると、実際は以下のものとなります。

「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」

つまり、副業をされている方の多くは、自分でも知らない内にマーケティングを行っていることになります。

私のブログを例にすれば、この記事を読んでくださる読者が求める記事(商品)を作り、Web上に載せることで情報を届け、読者が求めるものを効果的に得られるように努力しています。

これはマーケティングと言えませんか?

そのように私のマーケティングに対する意識を大きく変わったのは、以下の【ドリルを売るには穴を売れ】を読んだことがきっかけです。

また、この本を読むことで、次の4つの考え方に関する知識も身に付きました。

  • ベネフィット
  • セグメンテーション&ターゲット
  • 差別化
  • 4P戦略

この記事では、マーケティングの基礎的な説明と、上記4つの考え方について、本を読んだ私の見解を説明します。

これから副業を始めるけど、どうやって収益化しよう?

と悩まれている方は、まずこの記事を読んで、自分の副業のマーケティングについて考えてみることをお勧めします。

目次

なぜ個人で稼ぐためにマーケティングが必要なのか?

個人で稼ぎたいなら初めに、どの分野の仕事で稼ぐかを考えます。

その際、私を含め、お金を稼ぎたい方は心の中で次のようなことを考えます。

「短期間で、楽な作業で、高収入を得たい!」

そのような求めに対して、「今なら100万円で、その稼ぎ方を教えますよ!」という売り方をしているのが、悪質な情報商材屋です。

皆さんも、「ワンクリックで稼げる!」「株やFXの自動売買ツールで放置するだけでお金が増える」などの情報を目にしたことがあると思います。

全てが詐欺という訳ではないかもしれません。
ですが、誤解を承知で言わせてもらうと、そのような商材は全て詐欺です!

それでは、なぜそのような情報商材がいまだに絶滅せずに売られているのでしょうか?

それは情報商材がマーケティングしやすいからです。

例えば、皆さんは次の2つの記事があった場合、どちらを読みたいですか?

  • ブログで半年書き続けて、地道に月収1,000円を得る方法を紹介した記事
  • ブログで1カ月記事を書いただけで、楽に月収1万円を得る方法を紹介した記事

多くの方はおそらく後者を選ぶと思います。

その理由の1つは、前者の記事が誰でも実現できそうな価値の低い情報だからです。

情報商材はその名のとおり、情報の価値を売っています。
その情報が嘘だとしても、顧客がその情報に価値を見出して購入したいと思わせた時点で、マーケティングとしては成功といえます。

念のために言っておくと、この記事は、「儲かるから情報商材を売りましょう!」というものではありません(笑)

それでは、なぜ情報商材の例を紹介したのか?

それは専門的なスキルが全くなくても(中身がなくても)、マーケティングスキルがあれば稼げることを示す良い例だと考えたからです。

マーケティングとは、それぐらい重要で、個人で稼ぐために必要なスキルです。

今回、「情報商材は悪いもの」という書き方をしていますが、情報商材の全てを否定するつもりはありません。

高校や大学の教育も一種の情報商材です。

皆さんはどの学校の教育(商材)を受けたいか、自分で考えて判断した上で学校を選んだと思います。
逆に言えば、皆さんが選んだ学校側のマーケティングが成功したといえます。

この記事を読まれている方は、そのようなマーケティングを「受ける」立場の方が多いと思います。

しかし、これから自分の力で稼ぐ場合、マーケティングを「する」立場の考え方が必要です。

その考え方が、これから解説する「ベネフィット」「セグメンテーション&ターゲット」「差別化」「4P戦略」の4つです。

ベネフィット

ベネフィットとは、「顧客にとっての価値」を指します。

例えば、私がこの記事を書くことで読者に提供するベネフィットは、次のようなものが考えられます。

  • マーケティングに関する知識
  • 【ドリルを売るには穴を売れ】の書籍に関する情報および評価
  • 私のブログのファンの方に対して私の見解を提供

この記載順は後で解説する「セグメンテーション&ターゲット」の対象の多い順に記載しています。

あなたがどのような価値を求めて、この記事を読んでいただけたのか、正解は私にはわかりません。

しかし、上記のベネフィットが当てはまる場合、あなたに対して私がこの記事で行ったマーケティングは成功したといえます。

マーケティングは高度なものだと思われる方もいるかもしれませんが、実際はこのような誰でも無意識に行うことです。

そして、誰でも無意識に行うものであるからこそ難しく、マーケティングが悪い場合は稼げない恐れがあります。

あなたが個人で稼ぐ仕事を選ぶ場合、その仕事であなたが顧客に提供できる価値(ベネフィット)は何なのか?

そこからまず考えてみましょう!

セグメンテーション&ターゲット

セグメンテーション&ターゲットとは、「商品を売る顧客を分けて狙いを絞ることを指します。

例えば上記で紹介した、私が想定するこの記事の3つのベネフィットで考えます。

「マーケティングに関する知識」の場合

顧客は「マーケティングに興味がある人」というセグメントに分けられます。

その中で、この記事がターゲットとするのは「マーケティング初心者」です。

なぜなら、この記事で紹介する内容について、マーケティングに詳しい方は知っている内容が多く、マーケティング初心者以外には価値が低いからです。

このセグメンテーション&ターゲットの設定は、マーケティングに興味があるマーケティング初心者が当てはまるため、対象者が多いと思います。

ただし、対象者が多いから良い設定であるとは限りません。

まず第一に競合が多いです。
「マーケティング 初心者」で検索すれば、非常に多くの記事が出てきます。
その中で私の記事にわざわざ目を通す方は少数でしょう。

そして、対象者が多い設定は内容が浅くなるというデメリットがあります。

私はこの記事で、マーケティングの考え方をベネフィット、セグメンテーション&ターゲット、差別化、4P戦略の4つに絞っています。

しかし、「マーケティング ベネフィット」で検索すれば、ベネフィットだけに要点を絞ったわかりやすい記事が他にもあります。

ベネフィットについてのみ知りたい方には、そちらの記事の方が価値が高いでしょう。

そのため、対象を広げ過ぎず、ある程度絞ることが重要です。

ただし、あまり絞り過ぎると対象者がいなくなるため、私は今回マーケティングの4つの考え方に絞ることにしました。

「【ドリルを売るには穴を売れ】の書籍に関する情報および評価」の場合

顧客は「【ドリルを売るには穴を売れ】の書籍に興味がある人」というセグメントに分けられます。

「マーケティングに興味がある人」よりも範囲が狭くなった分、競合も少なくなるでしょう。

その中でターゲットを絞る場合、次の2つの絞り方が思いつきます。

  • 書籍の評判やレビューを知りたい人
  • 書籍の内容の要点を知りたい人

私は今回、後者をターゲットにしており、書籍の要点である「ベネフィット」「セグメンテーション&ターゲット」「差別化」「4P戦略」の4つの考え方について記事にしています。

「私のブログのファンの方に対して私の見解を提供」の場合

これは対象となる方がほぼいないでしょう(笑)

しかし、もし対象者がいる場合は、その方は私の考え方に共感を持っている方だと思います。

その場合、私が考えていることを発信することに価値を感じてくださるため、固定客になってくれる可能性があります。

ブロガーにとっては大変貴重な顧客であり、そのようなファンが増える時がブログの価値が上がった瞬間だと考えています。

このように、対象が狭くなるほど、顧客に価値を提供できる可能性が高くなるため、対象を絞る「セグメンテーション&ターゲット」が重要となります。

差別化

差別化とは、「その商品独自の特徴」を指します。

私のブログは、会社を脱サラした無職のブログになりますが、同じようなブログは沢山あります。

よく見かけるものとしては、以下の「貯金2000万円貯める方法」のような脱サラした方の貯金ノウハウ紹介や、「会社を辞めたら後悔するか?」という退職に関する経験談があります。

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そのような記事をよく見かけるということは、その分野で差別化を図ることは難しいということでもあります。

「30代で1億円貯金する方法」というようなインパクトの強いものでなければ、差別化しにくいでしょう。

私のブログでは、上記のような記事に加えて、「無職が個人で稼ぐ過程を発信する」というテーマを加えることで、他のブログと差別化を図っています。

私の場合、現状はブログやプログラミング、資格取得の過程を記事にしています。

この差別化は現状大して効果は出ていません。

その理由は私がまだその過程で成功していないからだと考えています。
過程発信ブログは、その過程のゴールに成功がなければ価値はありません。

読者の方が、私の過程発信のゴールに成功があると感じた時、私のブログが差別化に成功した瞬間だと考えています。

4P戦略

4Pとは、「Product(製品)、Promotion(広告)、Place(流通)、Price(価格)」のことを指します。

私が当初マーケティングに感じていた、テレビCMやチラシなどの宣伝する手法も4P戦略に含まれます。

そのため、「4P戦略=マーケティング」というイメージを持たれてる方は多い印象です。

私のブログの場合、記事という製品を、GoogleやYahooなどのインターネットでの検索という流通を通して読者に届け、検索時のタイトル文やSNSでの紹介で広告し、読者が記事内の商品を購入あるいは広告をクリックすることで報酬(価格)を得ます。

ブロガーにとって、4P戦略は以下のようなものが挙げられます。

  • 記事(製品)の質を高める
  • SEO対策をすることで流通(検索上位表示)しやすい環境を作る
  • ブログ記事をSNSで拡散するなど、記事の認知度を上げる
  • 単価の高い商品紹介、アクセス数増加に伴う広告収入増加

この4P戦略については、ツイッターでフォロワーの多い方にお金を払って、ブログ記事をリツイートしてもらうなど、お金をかけることで改善しやすいものが多いと考えています。

しかし、4P戦略以外のベネフィット・セグメンテーション&ターゲート・差別化がしっかりできていないと長期的な収益化はしにくいと考えます。

4P戦略ももちろん大事ですが、これから稼ぐことを考える方は4P戦略以外の部分を良く練ることをお勧めします。

まとめ

今回、【ドリルを売るには穴を売れ】の中で重要度が高く感じた4つの考え方について、私なりの見解を含めて解説しました。

書籍には他にも、この記事で説明しきれていない考え方が多くあります。

そのため、これから製品やサービスを売って稼ごうと考えている方にお勧めする書籍です。

また、書籍に興味がなくても、これから個人で稼ごうと考えている方は、この記事で紹介した4つの考え方から、自分のマーケティングに問題ないか確認してみることをお勧めします。

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